群馬県太田市でおこなっている子育て支援は?特徴や利用方法をご紹介

群馬県太田市でおこなっている子育て支援は?特徴や利用方法をご紹介

小さな子どもがいるご家庭は、地域で子育てに役立つ支援をおこなっていると、幅広い場面でサポートしてもらえるので心強いでしょう。
群馬県太田市には、さまざまな支援があるため、こちらのエリアに引っ越しを検討している方は、あらかじめ調べておくと安心です。
そこで今回は、太田市でおこなっている子育て支援をサービスごとにご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

太田市の子育て支援紹介①子育て短期支援事業

太田市の子育て支援紹介①子育て短期支援事業

群馬県太田市でおこなっている子育て支援の1つ目は、子育て短期支援事業です。
子育て短期支援事業とは、保護者が出産や病気、冠婚葬祭などのやむを得ない事情により、子どもの養育ができなくなった際、一時的に児童福祉施設で預かるショートステイ事業です。
実施している施設は、0歳児~2歳児未満の子を預かる東光乳児院、2歳~小学校6年生までの子を預かる東光虹の家、虹ヶ丘園の、合計3施設になります。
太田市の子育て短期支援事業には、ショートステイとトワイライトステイの2種類があるため、それぞれの支援内容をご紹介します。

ショートステイ

ショートステイの利用期間は、原則7日以内となっていますが、市長が必要だと承認した場合のみ、必要最小限の範囲において期間延長が可能です。
対象となる具体的なケース1つ目は、保護者の病気、育児疲れ、育児不安、慢性疾患時の看病疲れなど、心身に問題を抱える保護者が育てている児童です。
2つ目のケースは看護や出産、災害、事故、失踪など、家庭で養育するうえで問題がある保護者が育てている児童が挙げられます。
3つ目のケースは出張、冠婚葬祭や学校行事、公的行事への参加など、社会的な理由で保護者が養育できない児童です。
利用料金は市民税の課税状況などによって異なり、2歳未満の子は日額0~5,350円、2歳以上の子は日額0~2,750円です。
日額500円で実施施設と自宅・子どもの在籍している施設との間の送迎もおこなっており、送迎の利用時間は8:30~18:00に設定しています。

トワイライトステイ

トワイライトステイは、保護者がやむを得ない事情で夜間不在になり、家庭で子どもの養育をできなくなった場合に保護する支援事業で、夕食の提供もあります。
利用時間は18:00~21:00までとなっており、市長が必要だと承認した際には延長も可能です。
利用料金はショートステイと同じく課税状況などで異なり、2歳未満・2歳以上ともに日額0~750円、送迎は日額500円となっています。

太田市の子育て支援紹介②ぐんまちょい得キッズパスポート

太田市の子育て支援紹介②ぐんまちょい得キッズパスポート

太田市で利用可能な子育て支援2つ目は、ぐんまちょい得キッズパスポートです。

ぐんまちょい得キッズパスポートとは

ぐんまちょい得キッズパスポートとは、群馬県と太田市などの市町村が実施している事業で、企業と行政がひとつになって子育て家庭を応援するのを目的としています。
この事業に協賛している店舗などの機関をぐーちょきショップと呼び、ぐーちょきパスポートを提示すると、お得な特典を提供してもらえます。
太田市民が利用できるぐんまちょい得キッズパスポートの利用対象者は、18歳になって最初の3月31日になるまでの子どもがいる家庭と、妊娠中の方がいる家庭です。
子ども1人につき1枚のように、パスポートは子どもの人数に応じた枚数が配布されます。

配布場所と特典

ぐーちょきパスポートは、こども課窓口、太田・新田・藪塚の各保険センター窓口、西サービスセンター・東サービスセンター各窓口で配布されます。
また、妊娠中の方は母子手帳を発行する際に交付され、場所は保健センターです。
このサービスは、太田市だけでなく県内全域で利用可能で、利用方法はぐーちょきショップのステッカーが貼られているお店で、支払いの際にぐーちょきパスポートの提示をします。
主な特典内容は、ポイント追加、代金割引、無料サービスなど、各店舗によって異なります。
ちなみに、平成28年4月から、子育て支援パスポート事業が全国の都道府県で導入され始めており、協賛店舗であれば群馬県外でもぐーちょきパスポートの利用が可能です。

紙タイプとデジタルタイプがある

また、このパスポートは配布される紙タイプの他に、デジタルタイプもあります。
デジタルぐーちょきパスポートはWebアプリを使用して利用するもので、スマートフォンなどで提示できるためとても便利です。
さらに、デジタルタイプ用の専用アプリには、協賛店舗を探したり、店舗の場所を表示された地図で確認できたりなど、さまざまな機能が搭載されています。
紙タイプのパスポートの裏面に表示されているQRコードを、スマートフォンなどで読み取るだけで2名分まで登録でき、紙タイプとデジタル、どちらでも利用できます。

太田市の子育て支援紹介③ファミリー・サポート・センター

太田市の子育て支援紹介③ファミリー・サポート・センター

太田市で提供している子育て支援の3つ目はファミリー・サポート・センターです。

ファミリー・サポート・センターとは

ファミリー・サポート・センターとは地域で相互援助活動をおこなっている事業で、援助をおこないたい方と援助を受けたい方を結びつける役割を担っている子育て支援です。
子育ての援助を受けたい方と援助を提供したい方が、それぞれファミリー・サポート・センターに会員登録をおこない、前者がおねがい会員、後者がまかせて会員となります。
また、援助を受ける側とおこなう側の両方を希望する方のためのどっちも会員もあり、状況に合わせて活動します。
送迎や預かりなど、助けがほしい際におねがい会員がセンターに依頼すると、センターのアドバイザーがまかせて会員に援助の打診をし、おねがい会員のもとへ援助に向かう仕組みです。
ファミリー・サポート・センターに会員登録しておくと、おねがい会員は援助してくれる方を、まかせて会員は援助を受けたい方を、それぞれ探してもらえる画期的なシステムです。

会員になる条件

お願い会員になる条件は、太田市内に保護者が在住・在勤、子どもが在学・在園しており、生後6か月~高校3年生の子どもがいる方となります。
まかせて会員になる条件は、太田市内および隣接市町に在住で、心身ともに健康な方となり、資格や年齢、性別は問いません。
どっちも会員になる条件は、おねがい会員とまかせて会員の両方の条件を満たす方です。
おねがい会員はファミリー・サポート・センターで常時登録可能、まかせて会員は講習会の受講が必要なのでWebサイトに記載されている連絡先に問い合わせます。

主なサポート

センターでおこなっている主なサポート内容は、幼稚園や保育園までの送迎、子どもの預かりなどです。
利用料金は通常預かりの場合、平日8:00~18:00が1時間500円、それ以外の時間帯は1時間600円、ひとり親世帯ではそれぞれ1時間あたり200円、300円です。
土・日・祝日・年末年始は8:00~19:00が1時間600円、それ以外の時間帯は1時間700円で、ひとり親世帯ではそれぞれ1時間あたり300円、400円となっています。
ちなみに、病児・病後時緊急預かりの場合は1時間あたりの料金が異なりますので、前もって確認しておくと安心です。
他にも太田市では子育て支援事業として、太田市に在住で母子手帳交付日から出産後1年を迎える前日までの家庭を対象にしたママヘルプ事業をおこなっています。
ママヘルプ事業は1日2時間まで、利用回数は30回で、利用前に面談がおこなわれます。

まとめ

太田市では子育て支援事業として、さまざまなサポートを提供中です。
「ぐんまちょい得キッズパスポート」や「ファミリー・サポート・センター」といった独特な支援もおこなっています。
小さな子どもがいるご家庭で、群馬県へお引っ越しを検討されていれば、ぜひご活用ください。