太田市に移住するメリット・デメリットは?移住支援についても解説

太田市に移住するメリット・デメリットは?移住支援についても解説

引っ越しを検討する際、どのような雰囲気の街なのか、移住するメリット・デメリットについて事前にチェックしておきたいですよね。
また、近年は各自治体が移住者向けの支援事業をおこなっているため、条件に該当するかどうかも知っておくと、移住の際に心強いのではないでしょうか。
そこで今回は、群馬県太田市に移住するメリット・デメリットや、太田市が実施している移住支援について解説します。
群馬県太田市への引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

群馬県太田市に移住するメリット

群馬県太田市に移住するメリット

太田市は群馬県の南東部に位置する街で、自動車製造を中心とした工場が点在する全国有数の工業都市です。
人口は約22万人で、群馬県内では3番目に多く、毎年増加しています。
地形は、北関東を流れる渡瀬川と利根川に挟まれており、自然豊かな環境です。
また、江戸時代には宿場町として発展したことから、そのなごりが感じられる古い建物も残っています。
自然と歴史、産業が融合した太田市は、あらゆる年代の方が住みやすさを感じられる魅力的な街です。
そんな太田市への移住を検討している方に向けて、まずはメリットについて解説します。

メリット1:東京までの交通アクセスが便利

太田市には、東武伊勢崎線・東武小泉線・東武桐生線の3路線がとおっており、9つの駅があります。
3路線の中心にある「太田駅」から東武伊勢崎線の特急に乗車し、東京都心の「浅草駅」まで、乗り換えせずに約1時間でアクセスできます。
また、市内には多くの国道や高速道路がとおっているため、車での移動にも便利です。

メリット2:子育て支援が充実している

太田市は、子育て支援に積極的に取り組んでいます。
具体的には、第3子以降保育所・認定こども園保育料免除事業、小中学生の学校給食費無料化・助成事業、0歳~1歳児を対象にした紙おむつやおしり拭きの定額負担などです。
また、子どもの医療費が18歳まで無料です。
太田市では「子育てそうだん課」を設置しており、子育て支援に関することはもちろん、児童福祉やひとり親支援、子ども発達支援に関しても手厚くサポートしています。
子育てに関して不安なことがあっても相談できる場所があるため、移住者にとっても安心できる自治体です。

メリット3:買い物や食事ができる施設が豊富

太田市には、大型のショッピングモールやスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターがあるため、買い物に困ることはありません。
農家の方から直接仕入れているお店もあり、地元の新鮮な野菜などを安く購入できます。
太田駅の南側には、居酒屋やおしゃれなレストランなどがあり、家族や友人と休日に外食を楽しめるお店も豊富です。

群馬県太田市に移住するデメリット

群馬県太田市に移住するデメリット

太田市に移住するメリットについて前章で解説しましたが、事前に知っておくべきことについても把握したうえで検討したいですよね。
そこで次に、太田市に移住するうえで知っておきたいデメリットについて解説します。

デメリット1:車が必要

東京方面まで乗り換えなしでアクセスできる点はメリットですが、公共交通機関があまり多くないため、市内の移動に多少不便さを感じるかもしれません。
バスは大通り沿いには何本も走っていますが、郊外から駅方面に移動したいときには、バスの本数が少ないため、時刻表を確認する必要があります。
バス停も少なく、車を持っていたほうが移動しやすいでしょう。
車で移動する際は、道路や時間帯によって混雑することが多いため、通勤・通学の際には注意が必要です。

デメリット2:若い方向けの娯楽施設が少ない

先述のとおり、太田市には大型のショッピングモールがあり、買い物に困ることはないでしょう。
しかし、高校生や大学生、20代の若い方が遊べるような娯楽施設があまりありません。
したがって、レジャーを楽しむために市外に出かけるという方も多いです。
小さいお子さんがいるご家庭には、「ぐんまこどもの国」という都市公園がおすすめです。
広大な敷地に公園や遊歩道、科学館やムービーシアターなどがあり、木製の遊具で遊ぶこともできます。
自然豊かな公園なので、四季折々の花や野鳥、ホタルなどを観察できます。
子ども向けの施設ですが、大人ものんびりできる公園です。

群馬県太田市がおこなっている移住支援

群馬県太田市がおこなっている移住支援

太田市では、移住者向けの支援事業を積極的におこなっています。
どのような支援が受けられるのかを事前にチェックして、移住にかかる負担を軽減しましょう。

太田市移住支援金事業

太田市では、群馬県移住支援金事業に参加しています。
東京圏から太田市に移住する際の経済的な負担を軽減することを目的に、移住支援金を支給しています。
支給金額は、単身者で60万円、世帯で移住する場合は100万円です。
また、18歳未満の子どもがいるご家庭は、1人につき100万円を加算(最大3人分まで)されます。
ただし、さまざまな要件を満たさなければなりません。
要件の一部をご紹介します。

●太田市に住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、もしくは連続して東京23区に在住していたこと
●申請日から5年以上継続して太田市に居住する意志があること
●移住支援金の対象となるマッチングサイトに求人を出している企業に就業すること
●太田市内に住宅を購入して転入すること


なお、「東京圏」に該当しない地域もあるため、確認が必要です。

太田市地方就職支援金

東京圏の大学生で、太田市への移住を予定している方は、就職活動に必要な交通費の一部が支給されます。
支給金額は、1人6,000円(1回まで)です。
太田市地方就職支援金を受けるためには、以下のような要件を満たす必要があります。

●大学の卒業年度において、東京圏内に在住し、東京都内に本部がある大学の東京圏内のキャンパスに通学、卒業する方
●群馬県内の企業に内定・就職し、太田市に移住または定住する意思があること
●太田市からの通勤が可能な県内地域への勤務地限定型社員として採用予定であること


なお、就職活動の実施場所が群馬県外の場合であっても、自己負担額の2分の1が支給されます。
ただし、上限額は6,000円です。

移住者まちなか住宅取得支援金

東京圏から太田市に移住する方が、住宅を購入した場合、支援金が支給されます。
支給金額は10万円で、18歳未満の子どもがいるご家庭は、人数に関わらず20万円が加算されます。
移住者まちなか住宅取得支援金を受けるためには、以下のような条件を満たさなければなりません。

●購入する住宅が居住誘導区域内にあること
●移住者が居住するマイホームであること
●太田市に転入前1年以内または転入後2年以内に取得すること


この支援金制度の対象となる方は、通常のフラット35の金利が5年間引き下げになる「地域連携型」を利用できる可能性があります。
ただし、利用する場合は、フラット35「地域連携型」の申請が必要です。
これらの支援金を受けたい場合は、申請期限を確認し、必要書類を準備して申請しなければなりません。
なお、支援事業には予算枠があります。
予算枠に達した時点で打ち切りとなるため、早めに検討して申請することをおすすめします。

まとめ

群馬県太田市は、東京までの交通アクセスが良く、買い物ができる施設が充実しているため、あらゆる世代の方が住みやすさを感じられる街です。
とくに子育て支援に力を入れており、第3子以降の保育料、小中学校の給食費、18歳までの医療費が無料になるなど、子育て世帯にとって負担が軽減できます。
また、移住者向けの支援事業が充実しており、条件を満たせば支援金を受け取れるため、ぜひ太田市に移住する際には積極的に活用しましょう。