太田市にある金山城跡とは?見どころやガイダンス施設についてご紹介!

太田市にある金山城跡とは?見どころやガイダンス施設についてご紹介!

群馬県太田市は、自然が豊かでファミリー層に注目されているエリアです。
引っ越しを検討している方は、より良い暮らしを手に入れるためにも、周辺環境を調べておくと良いでしょう。
そこで今回は、群馬県太田市にある金山城跡の概要とともに、見どころやガイダンス施設の魅力をご紹介します。

群馬県太田市にある金山城跡の概要

群馬県太田市にある金山城跡の概要

群馬県太田市に住まいを構えるなら、観光名所である「金山城跡」について知っておくと良いです。
金山城跡の概要を把握しておけば、街の歴史もある程度把握できるでしょう。
住まいを探すうえで街の歴史や発展は重要なポイントになるため、引っ越し前に調べておく必要があります。

概要①金山城跡とは

金山城跡は、戦国時代に築かれた城の遺構で、現在も歴史的価値が高い場所とされています。
この城は「山城」の一例であり、金山全体の自然地形を活かして防御機能を強化していました。
特徴的な遺構として、堀切や土塁、石垣などの土木工事の痕跡が残っており、天守閣が造られる前の時代に築かれたことが分かります。
金山城跡は、1934年に国の史跡に指定され、市内で重要な文化財として位置づけられています。
現在では観光地としても知られ、訪れる人々に当時の城の雰囲気や戦国時代の城郭技術について学ぶ機会を提供しています。

概要②金山城跡の歴史

戦国期に関東七名城のひとつとされていた金山城は、文明元年に新田一族の岩松家純によって築城されました。
一般的な城郭とは異なり、尾根を中心に金山を利用した山城であるのが特徴です。
麓に居館を構え、戦闘時には山頂の城で堅い守りに徹するという山城の戦い方が採られていました。
かつて本丸があった場所には新田神社が建てられています。
それ以外の場所でも、復元作業により石垣や日の池・月の池が当時の様子を伝えています。

概要③金山城跡へのアクセス

金山城跡は、群馬県太田市金山町に位置しています。
徒歩やバス、タクシーなどさまざまな移動手段があり、交通の便は良好です。
東武伊勢崎線太田駅北口から大光院までは歩いて約25分かかります。
史跡金山城跡ガイダンス施設までは徒歩で約50分かかるため、タクシーでの移動が便利です。
金山山上や南麓には市営駐車場が多数設置されているため、車でもアクセスできます。

●所在地:群馬県太田市金山町40-98
●アクセス方法:東武伊勢崎線太田駅北口から大光院まで徒歩約25分
●駐車場:あり(金山山上または南麓に市営駐車場を設置)

群馬県太田市にある金山城跡の見どころ

群馬県太田市にある金山城跡の見どころ

金山城跡の見どころには、以下のスポットがあります。
それぞれの概要を把握しておくと、観光したときの満足度も高まるでしょう。

見どころ①石を多用した総石垣の山城

金山城跡は、中世の関東では数少ない、石垣を多用した城の一例です。
標高239mの金山山頂に位置する実城を中心に、およそ300haの城域を持っています。
尾根沿いには見附出丸や西城など、いくつもの郭が連なっているのも見どころです。
進路を妨げる堀切や石積みのほか、分岐や隘路といった敵の進攻を防ぐ工夫も多く見られます。
また、実城を目指して歩くと、復元整備された大手虎口に辿り着きます。
大手虎口の正面には土塁石垣がそびえ立っており、これら一帯は金山城の象徴ともいわれる重要な場所です。
南側上段にある曲輪からは、石敷きの建物の基礎や井戸、カマドの跡が発見されています。
建物は武器庫や兵の詰め所として使用されていたとされ、また、太田市の発展にも寄与している点が特徴です。

見どころ②日月の名を冠した2つの池

金山城跡には「日の池」と「月の池」があります。
大手通路の先に位置するのが、石敷きに囲まれた「日の池」です。
この池は、籠城時の水を確保する貯水池としての役割だけでなく、儀式をおこなうための神聖な池としても活用されていました。
そのため、多くの人々が参拝に訪れることが特徴です。
一方、「月の池」は大手虎口の手前にあります。
標高はそれほど高くありませんが、眺望が良いため、「天空感のある城池」として注目されています。
金山城跡の見どころの一つでもあるため、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

見どころ③群馬県有数の夜景スポット

太田市にある金山は、群馬県でも有数の夜景スポットです。
金山モータープールに車を停めれば、車内からも夜景を楽しむことができます。
金山モータープールにある展望台からは関東平野を一望できるため、デートスポットとしてもおすすめです。
さらに、御台所曲輪からも夜景を楽しむことができます。
日中には遠くに筑波山が見えるため、休日に山登りをするのも良いでしょう。
太田市のお出かけスポットに迷った際は、金山城跡を候補に入れておくと、充実した休日を過ごすことができます。

群馬県太田市にある金山城跡のガイダンス施設とは

群馬県太田市にある金山城跡のガイダンス施設とは

太田市にある金山城跡には、ガイダンス施設が併設されています。
金山城跡の魅力を最大限知るためにも、ガイダンス施設とはどのような建物か、概要を確認しておきましょう。
ガイダンス施設で押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

ガイダンス施設の魅力①ジオラマで当時の様子を確認できる

太田市にあるガイダンス施設には、ジオラマが設置されています。
戦国時代の様子が再現されており、このジオラマは職員による手作りです。
ジオラマをあらゆる角度から撮影し、実際の現場で見比べることで、その再現度の高さが実感できます。
実物を見る前にガイダンス施設を訪れると、大まかな歴史を把握することができます。
より理解を深めた状態で実物を見学すれば、お子さんの興味も引き立てられるでしょう。
金山城跡に訪れる際は、まず先にガイダンス施設を訪れることをおすすめします。

ガイダンス施設の魅力②ハイキングが楽しめる

ガイダンス施設は、太田市のシンボルである金山を広く伝えるために開館した施設です。
しかし、歴史を知ることだけが魅力ではありません。
麓にある「史跡金山城跡ガイダンス施設」から実城までは、歩いて約25分です。
天候の良い日には、富士山やスカイツリーも見えるため、ハイキングとしても楽しめます。
駐車場から本丸までの標高差は50mで、初心者でも気軽にハイキングが可能です。
散策路も整備されているため、スニーカーなど軽装で問題ありません。
城内には現地解説板が各所に設置されており、金山城の歴史的背景をさらに深めることができます。

ガイダンス施設の魅力③アクセスしやすい立地にある

最寄りの太田駅からガイダンス施設までは、徒歩で約45分です。
車であれば、約10分で到着するため、アクセスは便利でしょう。
また、ガイダンス施設から駐車場までは徒歩で約15分です。
金山モータープールからすべての施設をゆっくり見て回っても、1時間半から2時間程度です。
ガイダンス施設を出発点としても、2時間から2時間半ほどで一通り見て回ることができます。
城内はペットの入場が可能で、犬などを連れて家族全員で金山城跡を散策できます。
整備された道が整っており、ペットの散歩を兼ねて訪れる方も多い点が魅力です。
太田市に住む方は、この街の歴史や見どころを確認しておくと、より充実した生活が送れるでしょう。

まとめ

群馬県太田市にある金山城跡は、戦国時代に造られた「山城」で、関東七名城のひとつに数えられています。
金山全体の自然地形を利用して造られているため、堀切や土塁・石垣などが多く見られるのも特徴です。
麓にあるガイダンス施設で戦国時代のジオラマが楽しめるだけでなく、天候の良い日には実城までハイキングも気軽におこなえるでしょう。