太田市にある大光院の見どころは?概要やイベント情報もご紹介
引っ越し先を探すとき、どのような街を選ぶかは人それぞれです。
由緒あるエリアや古い建造物がある場所など、歴史を感じられる街を選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
毎日の暮らしを充実させるためには、そのエリアの概要や特徴、周辺環境について知っておくことがポイントです。
今回は太田市にある大光院の概要や見どころ、イベント情報についてご紹介します。
太田市に引っ越しをお考えの方や、お部屋探しをしている方は、ぜひ参考になさってください。
太田市にある大光院の概要
まずは、太田市にある大光院の概要について解説します。
概要1:徳川氏の始祖である新田義重を祀るお寺
概要の一つとしてまず挙げられるのが、徳川氏の始祖である、新田義重を祀るお寺であることです。
大光院は慶長18年の春、徳川家康によって開かれました。
大光院の正式名称は、義重山新田寺大光院(ギジュウザンニッタジダイコウイン)です。
開山には芝増上寺の観智国師の門弟で、四哲の1人といわれた、呑龍上人が迎えられています。
上人とは、弘治2年4月、武蔵国埼玉郡一の割村(埼玉県春日部市)に生まれ、元和9年8月9日に大光院で入寂した名僧です。
概要2:子育て呑龍さまとして広く世に知られている
太田市にある大光院は、子育て呑龍さまとして広く世に知られています。
大光院に入山した上人は、看経・講義・説法などに力を尽くしたため、上人の徳を慕う学僧が多数集まりました。
周辺の農民も上人の教えを受け入れたので、寺運は大きく栄えたといわれています。
一方、乱世後の人心は乱れ、天災などの影響で、生活は困難を極めていた時代です。
この事態を憂えた上人は、精力的に村々を回り多くの方と訓戒したものの、効果はなかなか上がりません。
さらに、捨て子や間引きなどの非道が、平然とおこなわれていました。
上人はその非道を憂い、捨て子や貧しい方の子どもを弟子という名目で寺に受け入れます。
子どもたちは7歳になるまで、寺の費用で育てられたということです。
そのため、太田市にある大光院は「子育て呑龍」と呼ばれています。
概要3:大光院の歴史
大光院の概要を知るうえでチェックしておきたいのが、どのような歴史があるかという点です。
慶長16年3月に前将軍の徳川家康は、徳川氏一族の繁栄と天下泰平、さらに始祖義重や追善供養のため、先祖の地に菩提寺を建立する計画を立てました。
そのときに家康は、この問題をかねてから尊敬している、芝増上寺の観智国師に相談します。
その結果、菩提寺建立の適地として、太田金山南麓の現在地が選ばれました。
翌年の17年の春に大光院の工事が始まり、およそ1年かかって本堂と方丈、庫裏などが竣工しています。
太田市に引っ越しをすれば、歴史的な雰囲気を日常生活のなかでも楽しめるでしょう。
概要4:アクセス情報
太田市にある大光院の所在地やアクセス方法は下記の通りです。
●所在地:群馬県太田市金山町37-8
●アクセス方法:東武伊勢崎線「太田」駅よりタクシーで約5分
大光院は、最寄り駅の太田駅からは2㎞ほど離れています。
徒歩でもアクセスすることは可能ですが、移動手段を考えておくと安心です。
太田市にある大光院の見どころ
続いて、太田市にある大光院の見どころについて解説します。
見どころ1:上毛カルタにも謡われた古い寺
見どころとしてまず挙げられるのが、上毛カルタにも謡われた古い寺であることです。
上毛カルタとは、群馬県民ならみんな知っている郷カルタのことを指します。
上毛カルタには、太田市にある大光院の住職であった呑龍上人を詠んだ札があり、見どころの一つとなっています。
太田市に引っ越しをしたときは、ぜひ上毛カルタを楽しんでみてください。
見どころ2:広々とした本堂と七五三やお宮参りなどがおこなわれる境内
本堂と境内も、見どころの一つです。
太田市にある大光院の敷地はとても広く、堂々とした様相です。
本堂は立派な建物のため、立ち寄る価値は大いにあるといえるでしょう。
太田市にある大光院の本堂前にある黒松は、その形から「臥龍松」といわれているのが特徴です。
また、太田市にある大光院は、呑龍信仰を背景に、安産祈願やお宮参り、七五三などで参拝することができます。
毎年七五三の時期には、境内に多くの家族連れで賑わっており、その人気ぶりが伺えます。
境内奥にはハイキングコースの入口があり、ここから金山城跡へ向かうルートがあるので、ハイキングや金山城跡へいくときに便利です。
見どころ3:御朱印
太田市にある大光院の見どころとして、御朱印も挙げられます。
御朱印とは寺を参拝した証拠として受け取ることができる、印章のことです。
太田市にある大光院の御朱印は、御朱印は本堂左手の窓口にて受け取ることができます。
上人は捨て子や貧しい方の子どもを、弟子という名目で寺に受け入れた歴史から、内容は墨書きによる子育呑龍上人となっています。
太田市にある大光院のイベント情報
最後に、太田市にある大光院の、イベント情報について解説します。
イベント情報1:関東全域から菊花が集結する「関東菊花大会」
太田市にある大光院のイベント情報としてまず挙げられるのが、関東菊花大会です。
関東菊花大会は、毎年10月25日~11月25日に開催される、菊の花のイベントとなります。
大光院境内の特設会場を舞台に、関東全域から、見事な菊花が集結するのが特徴です。
3本盆養・小菊の懸がいなど、出品は約250点におよびます。
入場料無料なので、気軽な気持ちで参加することができるでしょう。
イベント情報2:つきの花で彩る華やかな催し「太田市民さつき祭」
太田市にある大光院のイベントとして、太田市民さつき祭も挙げられます。
太田市民さつき祭とは、5月の最終土曜日から、10日間開催されるイベントです。
初夏の太田をさつきの花で彩る華やかな催しで、昭和49年から現在まで続いています。
毎年、市内の愛好家や協賛団体の会員が、丹精こめて育てた約180鉢の逸品が勢ぞろいです。
銘木、銘花、盆養銘木など10種目で競い合うので、見どころも多いイベントといえるでしょう。
イベント情報3:徒歩約3時間のコースを開運と招福を祈りながら歩いて参拝する「上州太田七福神スタンプラリー」
上州太田七福神スタンプラリーも、太田市にある大光院のイベントの一つです。
開催期間内に各自で寺を参拝し、スタンプを集めるスタンプラリー形式となります。
コースは、長念寺(恵比寿)、受楽寺(大黒天)、大光院(弁財天)、金龍寺(毘沙門天)、玉巌寺(福禄寿)、永福寺(寿老人)、曹源寺さざえ堂(布袋尊)です。
全行程約12㎞・徒歩約3時間のコースで、開運と招福を祈りながら歩いて参拝します。
抽選で記念品がプレゼントされるので、太田市に引っ越しをした際はぜひ参加してみてください。
上州太田七福神スタンプラリーの開催時期は、毎年1月上旬〜1月下旬です。
寒い季節なので、長い距離を歩いても苦にならないでしょう。
まとめ
太田市にある大光院は、慶長18年の春に徳川家康によって開かれた、新田義重を祀るお寺です。
主な見どころとして、上毛カルタにも謡われた古い寺であることや本堂前にある黒松、御朱印などが挙げられます。
関東菊花大会や太田市民さつき祭、上州太田七福神スタンプラリーなど、さまざまなイベントが開催されるので、太田市に引っ越しをすれば充実した毎日を過ごせるでしょう。